訳注: 翻訳文自体はライセンスそのものではなく、また翻訳者は法律の専門家ではないという事にご注意下さい。ライセンスにより何が求められているのか正確に知り たい場合は、原文のライセンスそのもの を読み、理解することが求められます。もし法律面のアドバイスが必要な場合は、弁護士にご相談下さい。この翻訳は、ライセンスに対する理解の一助になれ ば、という善意の表れでしかありません。
Netscape パブリックライセンス (Public License) Version 1.1 (「NPL」) は、Mozilla
パブリックライセンス
Version 1.1 に、「参考書類 A - Netscape パブリックライセンス」を含む、以下に記した修正を行なったものです。「参考書類
A - Netscape パブリックライセンス」によって識別されるファイルには、Netscape パブリックライセンス
Version 1.1 が適用されます。
Netscape パブリックライセンスに適用される追加条項
II. 「Netscape ブランドのコード」
とは、Netscape が配布し、且つ/または一つないし複数の商標下で Netscape
が他者に配布を許可する対象コードを意味します。この商標は Netscape
によって管理されますが、本ライセンス下で使用するためにはライセンスされてはいません。
III. Netscape とロゴ
本ライセンスは、以下の商標に関するいかなる使用権も与えるものではありません。「Netscape」、「Netscape の
N
と水平線」ロゴおよび「Netscape 灯台」ロゴ、「Netcenter」、 「Gecko」、 「Java」 および
「JavaScript」、 「Smart
Browsing」。これは、仮にこれらのマークがオリジナルコードまたは修正コードに含まれている場合でも適用されます。
IV. 契約上の義務に起因する遵守不能
本ライセンスによってオリジナルコードをライセンスする以前に、Netscape は Netscape
ブランドのコードで使用するためにサードパーティのコードをライセンスしました。このようなサードパーティのコードを本ライセンスによって入手可能にでき
る範囲が
Netscape の契約上制限されている場合、Netscape
は、これらのコードをソースコードの形態で配布しない場合であっても、それらを対象コードに含めることを選択する事ができます。これは、仮にそれらのコードが本ライセンスにおける「修正」と見なせるようなものである場合を含みます。
V. 初期開発者による修正および対象コードの使用
V.2. 他の製品
Netscape は、オリジナルコードのリリース期日から 2年間の間、Netscape によってリリースされる Netscape
ブランドのコード以外の製品に対象コードを組み込む事ができるものとします。このような追加製品は本ライセンスの適用範囲ではなく、本ライセンスに含まれ
ている条項とは異なる条項で定義されたライセンスを交付できるものとします。
V.3. 代替ライセンス交付
Netscape は、Netscape
ブランドのコードのソースコード、およびこれに組み込まれた修正のソースコードにライセンスを交付する事ができるものとします。このような
Netscape
ブランドのコードは本ライセンスの適用範囲ではなく、本ライセンスに含まれ
ている条項とは異なる条項で定義されたライセンスを交付できるものとします。
参考書類 A - Netscape Public License.
当該ライセンスの許で配付されたソフトウェアは、「現状のまま」明示的または黙示的にもいかなる保証もなく、配付
されます。本ライセンス下での権利および制限に関する特定の表現は、本ライセンスをご覧ください。
オリジナルコードは、1998年3月31日にリリースされた、Mozilla Communicator client code です。
オリジナルコードの初期開発者は、Netscape Communications Corporation です。Netscape
によって作成された部分は、Copyright (C) 1998-1999 Netscape Communications
Corporation です。All Rights Reserved.
貢献者:______________________________________。
1. 定義
1.0.1. 「商業利用」とは、対象コードを配布または対象コードを第三者に対して入手可能にすることを意味します。
1.1. 「貢献者」とは、修正コードを作成する者または修正コードの作成に貢献する者を意味します。
1.2. 「貢献者バージョン」とは、貢献者による修正が行われる前のオリジナルコードと、当該貢献者による修正コードと統合したもののことを意味します。
1.3. 「対象コード」とは、いずれの場合もその一部を含む、オリジナルコードまたは修正コード、あるいはオリジナルコードと修正コードと統合したものを意味します。
1.4. 「電子配布メカニズム」とは、データの電子的な転送方法として、ソフトウェア開発コミュニティーで一般的に了解されているメカニズムのことを意味します。
1.5. 「実行可能形式」とは、ソースコード以外の形式を取る対象コードのことを意味します。
1.6. 「初期開発者」とは、参考書類 A で必要とされているソースコード通知において、初期開発者とみなされる個人または団体のことを意味します。
1.7. 「拡大開発」とは、対象コードまたはその一部を、本ライセンスの規定により統括されないコードに統合する開発のことを意味します。
1.8. 「ライセンス」とはこの文書のことを意味します。
1.8.1. 「ライセンス可能な」とは、初期または以降の認可時にかかわらず、本文書に記された権限の一部または全てを、最大限可能な範囲で認可する権限を所有することを意味します。
1.9. 「修正」とは、オリジナルコードまたは以前の修正のいずれかの内容または構造に対する、追加または削除のことを意味します。対象コードが一連のファイルとしてリリースされた場合、修正は以下の通りになります:
B. オリジナルコードまたは以前の修正の一部を含む、あらゆる新規のファイル。
1.10. 「オリジナルコード」とは、参考書類 A で必要とされるソースコードの通知でオリジナルコードとして記載されたコンピューター・ソフトウェア・コードのソースコードのことで、本ライセンスに基づくリリース時点においては、本ライセンスが規定する対象コードとはみなされないコードを意味します。
1.10.1. 「特許権」とは、現在所有または今後取得するあらゆる特許権を意味し、認可者により特許ライセンス可能な方式、手順、並びに組織的権利を含む、あらゆる特許権利が制限なく含まれます。
1.11. 「ソースコード」とは、修正を加えるための対象コードのある形式のことを意味し、これにはそれに含まれる全てのモジュールおよび関連するインターフェース定義ファイル、実行可能形式のコンパイルおよびインストールの制御に使用されるスクリプト、またはオリジナルコードあるいは貢献者が選択したその他既知の使用可能な対象コードに対するソースコードの差分比較が含まれます。ソースコードは、適切な解凍またはアーカイブ解除ソフトウェアが一般に無料で使用可能な場合、圧縮またはアーカイブ形式とすることができます。
1.12. 「対象者」(または「対象者の」)とは、本ライセンス、またはセクション 6.1 に定められた本ライセンスの将来のバージョンのすべての規定に基づき権利を行使する個人または団体を意味します。法人の場合、「対象者」には、対象者を管理するか対象者により管理される、あるいは対象者共通の管理下にある団体が含まれます。この定義における「管理」とは、 (a) 契約またはその他により、直接または間接的に当該団体の指揮、運営を行う権限、または (b)当該団体の 50% を超える株式または利権を所有することを意味します。
(b)オリジナルコードの作成、使用または販売により侵害を受ける特許権に基づき、オリジナルコード(またはその一部)の作成、使用、実施、販売、および販売提供、および/またはその他の処置を行うこと。
(d)上記セクション 2.1(b)に拘らず、いかなる特許ライセンスも次の項目に付いては認可されません: 1)対象者がオリジナルコードから削除したコードに対して; 2)オリジナルコードから分岐すること;または 3)以下の原因によって引き起こされた侵害に対して: i)オリジナルコードの修正、または ii)オリジナルコードと他のソフトウェアまたは装置との統合。
(b)当該貢献者単独および/またはその貢献者バージョン(またはその一部)との統合によってなされた修正の作成、使用、または販売を行うことで侵害を受ける特許権に基づき、 1)当該貢献者によってなされた修正(またはその一部);および 2)当該貢献者バージョン(またはそのような統合の一部)と共に当該貢献者によってなされた修正の統合 の作成、使用、販売、および販売提供、またはその他の処置を行うこと。
(c)本ライセンスのセクション 2.2(a)および 2.2(b)で認可されているライセンスは、貢献者が対象コードの商業利用を始めた最初の日付けから効力を持ちます。
(d)上記セクション 2.2(b)に拘らず、いかなる特許ライセンスも次の項目に付いては認可されません: 1)当該貢献者が貢献者バージョンから削除したあらゆるコード; 2)貢献者バージョンから分岐すること;または 3)以下の原因によって引き起こされた侵害に対して: i)第三者による貢献者バージョンの修正、または ii)当該貢献者による修正と他のソフトウェア(貢献者バージョンの一部である場合を除いて)または他の装置との統合;または 4)当該貢献者による修正がない対象コードによって侵害される特許権に基づく場合。
3. 配布の際の義務
3.2. ソースコードの入手可能性
対象者が作成または対象者が貢献するあらゆる修正は、本ライセンスの条項下におけるソースコード形式、または実行可能バージョンと同等の媒体または認知された電子配布メカニズムを通じて、対象者が実行可能バージョンを提供できるあらゆる人に対して利用できるようにしなければなりません。さらに電子配布メカニズムを通じて入手可能にする場合、最初に入手可能になった日付けから少なくとも 12 ヶ月間、または当該特定の修正以降のバージョンが当該受領者に対して入手可能になってから少なくとも6ヶ月間入手可能にしておかなければなりません。対象者には、たとえ電子配布メカニズムが第三者によって管理されている場合であっても、ソースコードバージョンを確実に入手可能な状態にしておく責任があります。
3.3. 修正の説明
対象者は、当該対象コードを作成するために対象者が行ったあらゆる変更およびその変更の日付を報告するファイルを、対象者が貢献する全てのコードに含めなければなりません。対象者は、初期開発者の名前を含め、その修正が初期開発者によって提供されたオリジナルコードから、直接的または間接的に、派生されたものであるということ、そして(a)ソースコード、および(b)実行可能バージョンのあらゆる告知内または対象者がその対象コードの出自または所有権を説明する関連文書内で明示的な文言を含めなければなりません。
3.4. 知的所有権問題
(b)貢献者 API
貢献者の修正がアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)を含み、貢献者が当該 API を実装するために必要となる特許ライセンスについての情報を得ている場合、貢献者はその情報についても LEGAL ファイルに含めなければなりません。
3.5. 必要な通知
対象者は、ソースコード内の各ファイル内で 参考書類 A にある通知を複製しなければなりません。ファイルの構造上、特定のソースコードフィアル内に当該通知を入れることが不可能な場合、対象者は、ユーザーが通知を見そうな箇所(適切なディレクトリ)に当該通知を含めなければなりません。対象者が一つまたは複数の修正を作成した場合、対象者は、参考書類 A で説明されている通知に、貢献者として自らの名前を追加することができます。対象者はまた、対象者が対象コードに関連する受領者の権利や所有権について説明するソースコードについて記したあらゆる文書内で本ライセンスを複製しなければなりません。対処者は対象コードの受領者に対して、保証、賠償または履行責任の提供、およびそれらのための報酬の請求を選択することができます。ただし、対象者は対象者のためにのみそれを行うことができ、初期開発者または他の貢献者のために行うことはできません。対象者は、そのような保証、支援、賠償または責任が対象者のみによって提供されていることを完全に明確にしなければならず、対象者はここで初期開発者および全ての貢献者に対し、対象者が提供する保証、賠償または履行責任の結果として初期開発者または当該貢献者に対してかかるあらゆる履行責任を果たすことに同意することになります。
3.6. 実行可能バージョンの配付
セクション 3.1-3.5 で定められた当該対象コードのための要件を満たした場合、且つ、対象者が、セクション 3.2 で定められた義務をどのようにおよびどこで果たしているのかを含めて、修正コードのソースコードバージョンが本ライセンスの条項で入手可能であるということを表明した通知を含めた場合に限り、対象者は対象コードを実行可能形式で配付することができます。その通知は、関連文書または対象者による受領者の対象コードに関連する権利の説明に付帯して、実行可能バージョン内のあらゆる通知に明示的に含まれていなければなりません。対象者が本ライセンス条項を応諾し、且つ実行可能バージョンに対するライセンスが本ライセンスによって定められた権利が、ソースコードバージョンでの受領者の権利から制限されたり変更されていない場合に限り、対象者は、対象コードの実行可能バージョンまたはその所有権を、対象者が選択したライセンスの許で配付することができます。対象者が異なるライセンスで実行可能バージョンを配付する場合、対象者は、本ライセンスとは異なるあらゆる条項が対象者独自によって提案されており、初期開発者およびどのような貢献者からの提案ではないということを明確に示さなければなりません。対象者はこれにより、初期開発者および全ての貢献者に対して、対象者が提案した当該条項の結果として初期開発者または当該貢献者に対してかかるあらゆる履行責任を果たすことに同意することになります。
3.7. 拡大開発
対象者は、対象コードを本ライセンスの条項により統合されていない他のコードと連合して拡大開発を行い、その拡大開発を単一の製品として配布することができます。このような場合、対象者は対象コードにおいて本ライセンスの要求が確実に満たされるようにしなければなりません。
6.2. 新しいバージョンの効力
対象コードがライセンスの特定のバージョンの許で公開された場合、対象者は常に当該バージョンの条項で対象コードを使用し続けることができます。対象者はまた、当該対象コードを、Netscape によって公開されたライセンスのあらゆる後継バージョンの条項で利用することを選択できます。Netscape 以外の誰も、本ライセンスで作成された対象コードに適用できる条項を変更する権利を持っていません。
6.3. 派生成果
対象者が本ライセンスの修正バージョンを作成または使用する場合(これまで本ライセンスによって統括されてこなかったコードに適用するためだけに限り可能)、対象者は(a)「Mozilla」、「MOZILLAPL」、「MOZPL」、「Netscape」、「MPL」、「NPL」あるいは混乱を招くような類似するあらゆる言い回しが(そのライセンスが本ライセンスとは異なるということを通知するため以外は)対象者のライセンスに現れないようにしなければならない、および(b)そうしない場合は、ライセンスの対象者のバージョンが Mozilla Public License および Netscape Public License とは異なる条項を含むということを明らかにしなければなりません。(参考書類 A で説明されている通知の中に初期開発者、オリジナルコードまたは貢献者を記入すること自体では、本ライセンスの修正とはみなされません。)
8.2. 対象者が以下のようなことを訴えて、対象となる初期開発者または貢献者(対象者が当該行為を取る初期開発者または貢献者を「当事者」とする)に対して(declatory judgment action を除いて)特許侵害を訴えて訴訟を起こした場合:
(a) 当該当事者の貢献者バージョンが、直接的または間接的に何らかの特許を侵害しており、本ライセンスのセクション 2.1 および/または 2.2 で当該当事者から対象者に対して認可されている何らかの権利およびあらゆる権利は、当事者からの通知から 60 日間が経ち失効した場合、失効します。ただし通知の受領後 60 日以内に対象者が (i)当事者に対して、対象者が過去および将来にわたり当該当事者によって作成された修正を利用することについて、両者が了解し合える妥当な額の特許権使用料を支払うことを書面で合意する、または (ii)当事者に対する貢献者バージョン関連の対象者に対する告訴を取り下げる。通知から 60 日以内に妥当な特許権使用料および支払いについて書面での合意が両者の間に成立しない場合、あるいはその告訴が取り下げられない場合、セクション 2.1 および/または 2.2 で対象者に対して当事者によって認可された権利は、上記に定められた 60 日間の通知期間が経過した時に自動的に失効します。
(b) 当該当事者の貢献者バージョンを除くあらゆるソフトウェア、ハードウェア、または装置が、直接的または間接的に何らかの特許を侵害している場合、セクション 2.1(a)および 2.2(b)で当該当事者によって対象者に対して認可されているあらゆる権利は、対象者が当該当事者によって行われた修正を、最初に行った、使用した、販売した、配付した、または過去に行ったその日付けに遡ってその有効性が取り消されます。
8.3. 対象者が当事者に対して、当該当事者の貢献者バージョンが直接的または間接的に何らかの特許を侵害していると主張して特許権侵害を訴え、当該主張が特許権侵害告訴の開始に先だって(例えばライセンスや調停によって)解決された場合、セクション 2.1 または 2.2 の許で当該当事者によって認可されたライセンスの妥当な価値が、何らかの支払いまたはライセンスの量または価値を決定する際に考慮されます。
8.4. 上記セクション 8.1 または 8.2 の許で失効した場合は、失効前に対象者または以下に定めるあらゆる配布者によって正規に認可された(配布者や再販者を除いた)全てのエンドユーザーライセンス許諾は、失効の後にも有効となります。
参考書類 A - Mozilla Public License
当該ライセンスの許で配付されたソフトウェアは、「現状のまま」明示的または黙示的にもいかなる保証もなく、配付されます。本ライセンスでの権利および制限に関する特定の表現は、本ライセンスをご覧ください。
オリジナルコードは、______________________________________ です。
オリジナルコードの初期開発者は、________________________ です。
______________________ によって作成された部分は、Copyright (C) _____________________________ が著作権を保持します。
All Rights Reserved.
貢献者:______________________________________。
代替として、このファイルの内容は、 _____ ライセンス([______] ライセンス)の条項で使用することが可能です。この場合、上記の条項ではなく [______] ライセンスの条項が適用されます。対象者が自らのバージョンを [______] ライセンスでのみ使用を許可し、MPL での自らのバージョンの使用を許可したくない場合、上記の条項を削除することでその決定を示し、当該通知および [______] ライセンスで必要とされる他の条項で旧条項を置き換えなければなりません。上記の条項を削除しない場合、受領者は MPL または [______] ライセンス下にあるこのファイルの対象者バージョンのいずれかを使用することができます。」
[注:本参考書類 A のテキストは、オリジナルコードのソースコードファイル内にある通知のテキストとは若干異なる可能性があります。対象者は対象者の修正に対してオリジナルコード・ソースコード内にあるテキストを使用するのではなく、本参考書類 A のテキストを使用してください。]