Venkman ホームページ

初めに

Venkman は、Mozilla の JavaScript デバッガのコードネームです。Venkman の目的は、Netscape 7.x シリーズと Mozilla マイルストーンビルドを含む Mozilla をベースにしたブラウザに、JavaScript をデバッグする強力な環境を提供する事です。K-Meleon や Galeon のような、Gecko 単独のブラウザは含みません。このデバッガは、 XPI フォーマットの アドオン・パッケージ として入手でき、2001年10月3日から、Mozilla のインストールビルドの中に含まれています。

Mozilla 1.0 には、Venkman バージョン 0.8.5 が同梱されています。その後、Venkman は、0.9.x シリーズとして多大な進歩を遂げています。あなたが Mozilla 1.0 を使用していて、 Venkman 0.9.xにアップグレードしたいのであれば、 development page （英文） を訪ねてください。そこで提供されているバージョンは、日常のデバッガとして使用するのに足る安定性を備えている筈です。問題を発見したときは、 バグを報告 してください。

Netscape 6.2 のユーザーは、Venkman の最新バージョンを使用するために、7.0 ベータ （訳注：7.0 Preview Release 1) にアップグレードするべきです。あなたが何らかの理由でアップグレードできない場合は、 Venkman 0.6.2 を試してみて下さい。

短い歴史

1998年に、John Bandhauer は、 Netscape 4x の JavaScript デバッガの作成 を行なっていました。作業をモジュール化するために、彼は、 js/jsd として知られる、中等度の JavaScript デバッグ API の作成から始めました。この API は、既存の JavaScript API を拡張したもので、C 言語に移植された有用なデバッガー機能の一群を提供するものでした。次に、John は、この API を Java に反映させ、彼のクロスプラットフォームなフロントエンドを作成し、 Netscape JavaScript Debugger 1.0 と 1.1 を作り上げたのです。

Venkman は、John の 1998年の仕事のうち、js/jsd の部分に基礎を置いており、それを XPCOM コンポーネントとして 公開しています 。そうすることにより、 ユーザーインターフェース が JavaScript と XUL で記述できるようになり、結果として、Venkman を完全なクロスプラットフォームにしているのです。

もっと良く知るためには

• Venkman 0.8.6 以前のバージョンを使用しているのなら、 Venkman 早わかり（Walkthrough） を読みましょう。
• Venkman Development Page では、Venkman の最新バージョンである 0.9.x を提供しています。デバッガをすでにインストールしているかどうかにかかわらず、Mozilla 1.0 と Netscape 7.0 beta にはインストールできます。
• Venkman 0.9.x Frequently Asked Questions 文書には、Venkman 0.9.x に関するよくある質問とその答えがリストされています。
• ニュースグループとメーリングリストのゲートウェイ から、質問を尋ねたり、新しいリリースの情報を得たりする事ができます。
• IRC channel では、「ライブ」で質問ができます。