問題: 「他のユーザーがブラウザを使ってウィンドウズの壁紙を変更するのを防ぎたい」
解決法:
背景解説
Netscape 3.0 から、ウェッブのページの背景や画像の上で右クリックすると出てくるメニューに、新しい「機能」が追加されました。「壁紙として保存」というこの機能によって、ユーザーは自分のデスクトップの壁紙を特定の画像にする事ができます。
この機能は、家庭での使用などでは楽しいものですが、ネットワークやコンピュータ・ラボの管理者にとっては完璧な頭痛の種となります。と言うのも、故意にせよ偶然にせよ、ユーザーが簡単に壁紙を変更できてしまうからです。著作権の問題が生じるばかりでなく、特に教育的なコンピュータ・ラボの場合、好ましくない(不適切な(^^;)画像が壁紙に使われかねません。
解決法
次に述べる解決法は、以下のOSで動作します。
Windows 95 のユーザー: 最初に、あなたが16-bit
版の Navigator を使っている事を確認してください。もしあなたに自信がなければ、この下を参照しましょう。もしあなたが32-bit
版の Netscape Navigator を使っているのなら、次のセクション
に進んでください。
Windows Explorer を起動し、C:\WINDOWS で現在の壁紙を見つけて、右クリックします。ショートカット・メニューでコピーを選択します。次に、Explorer
の右側の画面(C:\WINDOWS の内容を表示している部分)の何もないところで右クリックし、貼り付けを選択します。「コピー〜”壁紙の名前”.bmp」という名前のファイルができます。このファイルを右クリックし、「名前の変更」を選んで、新しいファイル名として
netscape.bmp と入力します。もし、すでに netscape.bmp があれば、それを netscape.old
などに名前を変えるか、削除します。もう一度、netscape.bmp を右クリックして、プロパティを選びます。属性の所で、読み取り専用に変更します。同時に、隠しファイルにする事もできます。これ以後、ユーザーが壁紙の画像を変更しようとすると、netscape.bmp
が壁紙として使われる訳ですが、それは現在の壁紙と同じですので、何も変更されたようには見えません。ユーザーが壁紙として使用しようとしている画像は、読み取り専用の
netscape.bmp に上書きされる事はありません。ネットワークとシステム管理者への注意:この方法は、
Netscape からの変更に対するものであり、ユーザーがコントロールパネルの「画面のプロパティ」やWindows
Explorer を使って壁紙を変更する事は防げません。
私は Windows 95 を使っています。私が使っている Netscape が16-bit 版か 32-bit 版か知るにはどうすれば良いのですか?
この下に、あなたのブラウザの user-agent 変数が表示されます。(これが動作するためには、JavaScript を有効にしていなければなりません)
もし、ここに (Win95; I; 16bit) や (Win95; U; 16bit) が表示されていれば、あなたのブラウザは16-bit
版ですから、上記の方法を使いましょう。表示が単に、(Win95;
I) や (Win95; U) であれば、あなたのブラウザは32-bit 版ですから、下記の方法を使いましょう。
(訳注:IはInternationalで、UはUSA/Canadaだと思われます。暗号化のバージョンの違いです)
次に述べる解決法は、以下のOSで動作します。
Windows Explorer を起動し、C:\WINDOWS(あるいは同等の場所)で、Netscape Wallpaper.bmp という名称のファイルを探します。もしこれがなければ、現在の壁紙を見つけて、右クリックし、ショートカット・メニューでコピーを選択します。次に、Explorer の右側の画面(C:\WINDOWS の内容を表示している部分)の何もないところで右クリックし、貼り付けを選択します。「コピー〜”壁紙の名前”.bmp」という名前のファイルができます。このファイルを右クリックし、「名前の変更」を選んで、新しいファイル名として Netscape Wallpaper.bmp と入力します。すでにある、あるいは新しく作った Netscape Wallpaper.bmp を右クリックして、プロパティを選びます。属性の所で、読み取り専用に変更します。同時に、隠しファイルにする事もできます。ネットワークとシステム管理者への注意:この方法は、 Netscape からの変更に対するものであり、ユーザーがコントロールパネルの「画面のプロパティ」やWindows Explorer を使って壁紙を変更する事は防げません。
警告: この32-bit 版の方法は、ユーザーが壁紙を変更しようとする度に、Navigator のクラッシュを引き起こします。Windows 95 では、Kernel32.dll のページ違反が出現率100%で、しばしば Mfc40.dll のページ違反も伴います。Kernel は Windows 95 の中核であり、ここでクラッシュが生じるにもかかわらず、広範なテストの結果、このクラッシュはOSを不安定にするまでには至らない事が判明しています。Windows NT では、Netscape.exe のアプリケーションエラーを起こします。これらのクラッシュによって作業の成果が失われる可能性があるので、「壁紙として保存の機能が停止されており、これを使おうとすると必ずクラッシュする」という事を、全てのユーザーに告知しなければならない、というのが我々の立場です。我々は、この 32-bit 版でのクラッシュは Netscape のバグであると信じていますが、一方で、クラッシュは壁紙を変更しようとする事に対する有効な抑止力になるとも感じています。
最終更新 1998/9/30
翻訳および編集 池田譲治
The UFAQ Japanese edition is translated & edited by Joji Ikeda.