Netscape の新しいスーパー設定ファイルは、"user.js" という名称のプレインテキストファイルです。Netscape 自身は以前のバージョンと同様に
prefs.js を使用しますが、ユーザーによって 100% コントロールされる user.js が優先権を持っていて、user.js のエントリは
prefs.js の同じエントリに置き変わります。一方、Netscape に user.js を操作する権限はなく、どんな方法でも Netscape
がこれを上書きしたり変更したりする事はありません。このため、user.js に対する変更は、Netscape 7 が起動中でも行なえるのです。
user.js
は、あなたの プロファイル・ディレクトリ に置かれます。通常、user.js
は、メモ帳や他のプレインテキストエディタで作成する必要があります。この文書に書かれている tips の殆ど全ては user.js を使用していますので、今すぐこのファイルを作成しましょう。
(訳注:
とは言っても、N6 の時代には user.js
を使わなければならなかった設定の多くは、特に Navigator の場合、N7 では 編集|設定
メニューに項目が設定されていますので、あわてて user.js
を作成する必要はありません。なお、当サイトの N7 非公式 FAQ にも
user.js に関する記述とサンプル
がありますので作る必要があれば参照してください。)
user.js を作成する場合のよくある間違いは:
- ファイル名の拡張子が間違っている (Windows
のデフォルトでは、既知のファイルタイプの拡張子は表示しません。
メモ帳で user.js を作成するときは、user.js であって user.js.txt
ではないことを確認しましょう)
- ワードなどのワープロソフトを使用したので、user.js がプレインテキストファイルではない
Windows 版のフルインストーラー・ファイルは、ftp://ftp.netscape.com/pub/netscape7/english/7.0/windows/win32/sea/NSSetupB.exe
(約 30MB) にあります (他の OS は、ftp://ftp.netscape.com/pub/netscape7
を参照してください)。
(訳注:
恐らく日本にある FTP のミラーは、
ftp://ftp-asjp.netscape.com/pub/netscape7
ですので、例えば Windows の日本語版は、
ftp://ftp-asjp.netscape.com/pub/netscape7/japanese/7.0/windows/win32/sea/NSSetupB.exe
になります。)
もし高速の接続を使用しているのであれば、フルインストーラーをダウンロードするべきです。接続が低速の場合は、インターネット・インストーラー
を使用する事ができ、これは実際スムースに動作し、時間の節約になります。フルインストーラーに含まれている AOL/Netscape による追加機能の
(殆どではないにせよ)多く (Net2Phone、 Realplayer、 Winamp) は必要ないものです。なぜなら、殆どの人はすでにそれをインストールしているからです。また、すでに
Sun Java プラグイン 1.4 をインストールしているのであれば、それを再度ダウンロードする必要はありません。Netscape 7.0
は (Netscape 6.2.x も同様ですが、 6.0 は違っていました)、プラグインの特定のバージョンを使用するわけではないので、 現在使用しているものが使用できます。もし
Java プラグインをインストールしていないのであれば、Netscape 7 を Java オプションを付けてインストールしましょう。Netscape
7 は最新版をインストールします。
新しいバージョンをインストールする際は、古いバージョンの Netscape 6 が完全に (簡易起動も含めて) 終了している事を確認してください。もっとよい方法は、まず古いバージョンをアンインストールしてからインストールする事です。また、インストールするパスが古いバージョンのファイルを上書きしないように、別のディレクトリにインストールするようにしてください。
(訳注:
新規のプロファイルを作成することをお勧めします。)
全ての (Win32 版の) Netscape 7 コンポーネントはここにあります (あなたの 言語/OS/Netscape のバージョン
によってパスを変更してください):
ftp.netscape.com/pub/netscape7/english/7.0/windows/win32/ewc9e/
(訳注:
日本語版の場合は、
ftp-asjp.netscape.com/pub/netscape7/japanese/7.0/windows/win32/ewc9e/
もお試しください。)
コンポーネントの追加ないし再インストールは、いつでも可能です。
例えば:
あなたが結局 Net2Phone をインストールすることに決めた、とします(実際にはそうするべきではありません - 私を信じてください、これは説明のためです)。FTP
ディレクトリに行って、n2p.xpi ファイルをクリックすれば、Netscape 7 がインストールを開始するでしょう。
以下、より重要なコンポーネントのリストです:
artext.xpi - AOL ART 拡張子
browser.xpi - Netscape 7 ブラウザ
flash.xpi - Macromedia Flash
hpprint.xpi - HP プリンター・ツール
jre104_01i.zp - Java 1.4 プラグイン
jre104p.zip - Java 1.5 プラグイン dll
langenus.xpi - 英語のユーザーインターフェース
mail.xpi - Netscape 7 メール/ニュース
n2p.xpi - Net2Phone
nim.xpi - Netscape Instant Messenger
psm.xpi - Personal Security Manager
nsrp8.zip - Realplayer 8
skinclas.xpi - Classic Skin
spellchk.xpi - スペルチェッカー
talkback.xpi - Netscape 障害報告ツール
xpcom.xpi - XPCOM (xpcom に問題がある場合)
winamp.xpi - Netscape Winamp スキン付きの Winamp
これにはいろいろな方法があります。最も簡単なのは、( \Netscape 7\components にある) activation.dll
ファイルを削除またはリネームする事です。
より洗練された方法は、まず、あなたの Netscape\Netscape 7\defaults\pref フォルダに行きます。all-ns.js
ファイルを好みのテキストエディタで開いて、次のエントリを見つけます:
pref("browser.registration.enable", true);
true を false に変更すれば、ダイアログは出てこなくなるでしょう。
この行を user.js に追加することもできますが、この場合はあまり意味のある事ではありません。というのも、あなたは activation プロセスを、一つのプロファイルだけではなく、完全に無効にしたいはずだからです。
ブックマーク:
あなたの 4.xx のプロファイルディレクトリから bookmark.htm を Netscape 7 のプロファイルディレクトリにコピーして、名称を
bookmarks.html に変更します。
(訳注: 日本語環境では、Shift_JIS から UTF-8 へコンバートされますので、NC に戻す場合は注意してください。若干古くて恐縮ですが、当サイトの
N6 非公式 FAQ にも プロファイルデータの移行に関する記述
がありますので参照してください。)
メール:
4.xx のメールディレクトリのメールファイル(拡張子のないもの) を 7 のメールディレクトリにコピーします。
C:\Program Files\Netscape\Users\YourProfile\Mail
→
C:\Windows\Application Data\Mozilla\Profiles\YourProfile\xxxx.slt\mail\mailserver
アドレス帳:
Netscape 4.xx で、アドレス帳を ldif ファイルとしてエクスポートし、Netscape
7 にインポートします。
Sun Java プラグインをインストールします。次に、以下の一行を user.js に追加します:
Netscape 6.2.x の場合:
user_pref("plugin.do_JRE_Plugin_Scan", true);
Mozilla / Netscape 7 の場合:
Netscape 7 と最近の Mozilla は自動的に Java を認識する筈です。
user_pref("plugin.scan.SunJRE", "1.3");
この行を追加してもうまく行かない場合、Java プラグインファイルを手作業でコピーする必要があります:
Java 1.3 の場合:
C:\Program Files\JavaSoft\JRE\1.3.1_01\bin\ (またはどこであれあなたが Java
Plugin をインストールした場所) に行って、次のファイルを Mozilla/Netscape 7 の plugins ディレクトリ (C:\Program
Files\Netscape\Netscape 6\plugins\ ) にコピーします:
NPJava*.dll
NPOJI600.dll
最近、Windows XP にサービスパック 1 をインストールしたのではありませんか。Windows の検索機能を使って、Windows のプログラムディレクトリにある
ZLIB.DLL という名称のファイルを探し出しましょう。(他の場所に同じ名前のファイルがあるかも知れません。) このファイルを ZLIB_DLL.OLD
にリネームします。それから NS7 をインストールしてみて下さい。
(訳注:インストーラを右クリックして「プロパティ(R)」から「互換性」タブを開き、互換モードでインストーラを実行する、という方法もあるようです)
Netscape EXE ファイルを直接起動してみたり、 Profile Manager を起動してみても成功しなかった、という場合。
解決法:
1.コントロールパネルのプログラムと追加と削除で Netscape 7.1 をアンインストールします。
2.(もしインストールしているなら)Mozilla をアンインストールします。
3.コンピュータを再起動します。
4.C:\Program Files\Common Files\mozilla.org\GRE フォルダを削除します...ここがポイントです
5.\Program Files\Netscape\Netscape フォルダが残存していたら、中身も含めて削除します。(Plugins サブフォルダの中身はバックアップした方がいいかもしれません)
6.ウィルスチェッカーなどの常駐ソフトを停止した上で、Netscape 7.1 を再インストールします。
最終更新:
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The UFAQ Japanese edition is translated and edited by Joji Ikeda.